2022/08/02(最終更新日:2022/08/08)

蔵出しみかん日記

みかんに果汁がたまり始めました。蔵出しみかん日記8月編

みかんに果汁がたまり始めました。蔵出しみかん日記8月編

こんにちは。
蔵出しみかんの藤原農園、藤原です。

いやぁ8月、まだまだ暑いですね!

ただ6月末に梅雨明けと言われたときにはどうしようかと思いましたが、7月上中旬と雨が降り、なんやかんやとみかんはいい状態でここまで来ています♪

というわけで今月もみかんの栽培風景やみかんの木の様子をお届けしていこうと思います。

旬の時期には追ってきたみかんの販売もありますのでお楽しみに♪

ではでは、栽培日記スタートです(*’▽’)

みかんの生育

前回のみかんの木から1か月が経過しましたが・・・

引き続き木の変化は遠くから見るとそれほどありませんね!
※今までにはなかったシートが敷かれていますが、それはまた後程解説します♪

ただ近づいてみると・・・

前回よりもかなりみかんが大きくなりました!

サイズは4.2cm。
前回の3.0cmから1.2cm大きくなっています。

標準よりやや大きいぐらい。これからストレスをかけるために非常にいい大きさです♪

またそろそろ果汁が溜まってくる時期なので半分に切ってみると・・・

こんな感じ。ギュッと搾ってみると・・・

果汁が出てきました!
まだまだ果汁の色は薄いですが、これからどんどん中身もオレンジ色に変わっていきます♪

これからも少しずつみかんの実が成長していきますのでお楽しみに!

みかんの栽培

さて、続いて先月のおいしいみかん作りのための作業も紹介したいと思います!
昨月は引き続き病害虫防除に灌水、そして粗摘果やマルチ敷を行いました♪

粗摘果

7月に入り、いよいよ良いみかんを作るのに欠かせない作業「摘果」の時期がやってきました。

摘果とはみかんの木につきすぎた実を人の手によって落としてあげる作業のこと

みかんは放おっておくと、必要以上に実をつけます。
過去の栽培日記でみかんの実が自然と落果する 第一次生理落果 や 第二次生理落果 の様子を紹介しましたが、それでもみかんの実はまだまだ多く木に成っています。

みかんの木に実がつきすぎていると、養分の取り合いが起き、
・みかんが大きくならない
・みかんの味がよくならない

といった問題が出てきます。

そうならないように、

7~8月に粗摘果
9~10月に仕上げ摘果
と、2回摘果をする必要があります

今回はまずはざっくりちぎる粗摘果

粗摘果でちぎる場所は写真で囲んだ場所になります

みかんのすそと懐の部分ですね。

すそや懐にはなかなか太陽が当たらないのでなかなかおいしいみかんができません。
というわけでそんなみかんはとりあえず早めにちぎっておきます。

あとはこんな風に房なりになっているみかんもみかんどおしがぶつかってしまうため、いくつか落としてあげます。

この時期のみかんは手でプチプチとちぎれるのでプチプチちぎって完了です♪

ちぎったみかんをにぎってみると・・・

少しぷにっとへこみました。
後に出てくるマルチシートでいい水分ストレスがかかっている状態です♪
これから楽しみです(*’▽’)

病害虫防除

みかんにつく病害虫は多いので、ほぼ毎月病害虫防除が必要。
今月もしっかり病害虫防除を行いました。

昨月と同じようにタンクを積んできて、

ホースを繋いで、木へ発射!

夏の集中豪雨に備えて雨によって広がる黒点病の防除と、この時期猛威をふるうカミキリムシの防除を行いました。

かん水(水やり)

さらに今月もかん水(水やり)を行いました。

7月後半からはみかんは水分を制限することで糖度が上がってきます。
ただ、それに備えて7月上旬は十分な水分を与えることが必要。7月前半はしっかり灌水を行いました

マルチ敷設

7月後半からは少しずつみかんの中に果汁が溜まり始めます。
果汁が溜まっていく中で水を与えすぎると・・・みかんは水っぽくなってしまいます。

そうならないように7月後半からは水分制限が必要
ただ、雨は空から勝手に降ってくるので、そのままでは水分制御ができません。

というわけで、地面に水を通さないようにマルチシートを敷きました

これで雨の時にも水を入れず、さらに晴れの日には白マルチの反射によって下からも太陽光を当てることができます

おいしいみかんを作るための準備、完了です♪

暑い中でのめっちゃめちゃ大変な作業ですが無事引き終えました(;^ω^)

マルチ栽培について詳しく知りたい方は以下をクリックしてください♪

マルチ栽培でおいしいみかんができるワケ

果汁検査

そして、これからはいよいよ品質にこだわる時期。
今のみかんのレベルを測る果汁検査を行いました。

果汁検査とは、その時点のみかんの糖度と酸度を測ることで、栽培管理に活かすというもの

例えば酸が高すぎる場合は灌水をしたり、
糖が低い場合はしっかりと水分ストレスをかけたり

といった形で栽培に活かしていきます。

7月19日のこの畑の糖度、酸度、果径はこんな感じでした

糖度酸度果径
当園の結果7.04.063.5

最終的には 
糖度12度 酸度1度以下 果径6.5 ぐらいを目指しているのですが、

今重要なのは酸度

これから酸が糖に変わっていくので、今の時期酸が高くないとおいしいみかんにはなりません。

酸が4を超えているのでばっちりですね!今食べるとめちゃめちゃ酸っぱいですが、これからどんどん甘くなっていくと思います♪

こんな感じで、毎月みかんの木の様子と作業の様子、そして糖度や酸度をお伝えしながら、冬にこの畑のみかんを販売したいなぁと思っておりますのでお楽しみに

最後にお知らせ

蔵出しみかんの藤原農園の生のみかんはいったん終了しましたが、今年試しに搾ってみた甘夏ジュースをお買い得価格で販売中です。

なかなかしっかりとした酸味ですが、夏にはぴったり。
ぜひお召し上がりくださいませ♪

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最後までお読み頂き、ありがとうございました

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この記事を書いた人藤原良太

蔵出しみかんの藤原農園HPを運営しています。
昨年から本格的に実家の農家を継いでみかん農業をスタート。
みかんを食べるだけでなく、どんなところで、どのように育ったか知ってもらい、よりみかんの魅力を感じて頂くことをモットーに頑張っていきます♪

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