1みかんの収穫
みかんの収穫は11月から始まります。
貯蔵中に傷まないように、ひとつひとつ丁寧に収穫します
蔵出しみかんは年末に収穫したみかんを2,3か月間貯蔵箱で熟成させ、年明けに出荷する本格貯蔵みかんです。
収穫したみかんを土壁でできた蔵で貯蔵することで、酸味がまろやかになり、甘味、旨味のぎゅっと詰まった、とろりとまろやかな味わいのみかんに仕上がります。和歌山県海南市下津町で400年以上前から伝わる伝統あるブランドです。
蔵出しみかんの旬の時期は1月~4月です。みかんの旬の時期って年末の11月~12月のイメージが強いんじゃないかなと思います。
蔵出しみかんについても収穫時期は年末の同じ時期。
ここでは年末収穫のみかんをどのように年明けまで貯蔵するかをご紹介します。
みかんの収穫は11月から始まります。
貯蔵中に傷まないように、ひとつひとつ丁寧に収穫します
収穫したみかんはすぐに貯蔵庫に運ばれ、木箱に入れられます。
みかんの貯蔵には気温と湿度が命。
湿度が上がった際は柱や貯蔵箱の木材や土壁が吸水。
湿度が下がったときは吸水した水分を発散することで、湿度を保ちます。
2,3か月たつとみかんの色は濃厚になり、落ち着いた手触りのみかんになります。
貯蔵されたみかんは繊細なので1つ1つ手作業で手よりされ、出荷されます。
このように蔵で寝かしてから出荷されることから「蔵出しみかん」と呼ばれています。
蔵出しみかんの貯蔵方法を動画にしてみました。
実際の貯蔵庫はこんな感じです!
蔵出しみかんは2,3か月の貯蔵期間を経て出荷されるため、貯蔵に適した晩生品種が一般的です。晩生品種の特徴はコクのある甘みと、じょうのう膜(ふくろ)が厚めであることです。藤原みかん園では早生品種や中生品種の蔵出しみかんも販売していますが、1月~4月頃まで出荷される蔵出しみかんの多くは晩生品種になります。
みかんの品種や分類について
もっと知りたい方はこちらから
2〜3か月間も貯蔵箱で熟成させるため、とろりとしたコクのあるまろやかな味わいのみかんに仕上がります。
このコクのある甘みが蔵出しみかん最大の魅力です。
年末に収穫したみかんを土壁でできた蔵で、じっくり貯蔵することで、酸味がまろやかになります。
蔵出しみかんの「ふくろ」は厚めです。ふくろをプリっと噛んだ時に中からジュワっと出てくる濃厚な果汁をお楽しみください。
下津町はみかんの原種である橘が西暦71年に初めて植えられた場所。下津町にある橘本神社には原種を持ち帰ってきた田道間守が祀られており、みかん発祥の地と言われています。
時は流れ、江戸時代初期(1600年代)に本格的なみかん栽培がスタート。有田みかんが江戸に船出荷され、一躍有名になる中、同時に貯蔵技術も発達。有田に比べ、土地柄で少し酸味が高くなる傾向になる下津みかんの特性を生かす木造の倉庫で貯蔵する蔵出しみかんの技術が生まれ、今も受け継がれています。
みかんの歴史をもっと知りたい方はブログから。
平成31年2月。下津蔵出しみかんシステムが農林水産大臣により日本農業遺産に認定されました。
日本の「みかん発祥の地 下津」における、蔵出しみかんを中心とした持続的な農業システムが評価されました。
和歌山県初の認定となります。
詳しくは下記の農林水産省のページへ。
海南市下津町はみかん発祥の地ともいわれています。
こうやって蔵出しみかんが評価されるのは非常にうれしいです。
これからもしっかり伝統を守っていきたいと思います。
藤原農園では、和歌山県下津町に受け継がれる伝統を受け継ぎ、
蔵出しみかんの生産に取り組んでいます。
蔵出しみかんが食べたくなったら、
ぜひ以下ページにお越し頂けると嬉しいです。
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