早いものでもう8月。いやぁ今年の夏は本当に暑いですね!
各地で35度越え連発。和歌山県は多少はマシですが、それでもやっぱり暑いです(;’∀’)
しかも雨が非常に少なく、畑が非常に乾いてきました。
というわけで地域の農家さんたちも灌水を始めています
うちも少しずつかん水を始めたのですが、先日の朝灌水をしているとありがたい恵みの雨が降ってきました。
後からも触れますが、この夏場は乾燥ストレスがかかればかかるほど美味しいみかんができます。なのでかん水が必要なほど乾いているのは非常にいい状態!今年のみかんも、ご期待ください♪
というわけで今月もみかんの生育と作業について見ていきましょう♪
みかんの生育
8月に入り、畑の様子も随分変わりましたね♪
白いシートがまず目に入ってくると思いますが、それは後ほど紹介したいと思います。
みかんの果実の方は遠くから見ても分かるぐらいに大きくなってきました♪
近づいてみるとこんな感じ。しっかりと実がついていますね♪
昨月までとは違う木を観察していますが、今年はこの状態の良い木で観察していこうと思います!
みかんの実の大きさも3.5cm。順調な成長と言えそうですね!
今月からこのみかんの成長を見ていきますのでお楽しみに。
半分に切ってみると昨月より果肉が濃い色になり、よりジューシーになってきているのが分かると思います。
今のみかんの果実品質は!?
果汁も搾れるようになったので、糖度と酸度を測ってみました。
糖度はそのまま測れるので果汁を搾って測ると、8.5度
酸度は精製水で100倍希釈してから測ります。すると・・・
酸度3.34。うん、酸度も残っていていい状態ですね!
昨年と比べると糖が高くなっており、非常にいい成長をしてきていると思います♪
年度 | 糖度 | 酸度 | 果径 |
---|---|---|---|
2023 | 8.5 | 3.34 | 3.5 |
2022 | 7.8 | 4.00 | 3.5 |
これからの進化が楽しみですね♪
みかんの栽培
さて、続いて先月の作業も紹介したいと思います!
昨月は病害虫防除、マルチ敷き、夏芽処理、粗摘果を行いました♪
病害虫防除
今月もしっかり病害虫防除を行いました。
昨月に引き続き、黒点、チャノキ、カミキリ対策を行いました。
散布はいつもながらにこんな感じ。
夏場はやっぱり暑くてめっちゃ大変です(;^ω^)
中でもこのカミキリムシさんは株元に卵を産み付ける時期。
産み付けられると株元に穴が開いてしまい、最悪枯れてしまいます( ;∀;)
そうならないように産卵箇所の株元への株元散布を行いました。
うちには3500本ぐらいの木があるのでその株元すべてに散布しました。
虫の数だけ対策が必要になるのでなかなか大変ですね(;^ω^)
液肥
もちろん今月も液肥とセットで散布!
この畑ではアミノ酸系のええ液肥を与えているのでその分品質は良くなっていきます!
美味しいみかんをお届けできるよう、良い資材も利用している畑ですので、年末お楽しみに♪
マルチ敷き
今年もマルチの時期がやってきました!
みかんは水を吸いすぎると水っぽくなってしまうので、この時期から水分を制限してあげることで美味しいみかんになります。
そんなときに使うのがこの白いマルチシート!
マルチについて詳しく知りたい方はこちらのブログをご確認ください♪
マルチ栽培でおいしいみかんができるワケ~マルチシートの敷き方や時期も紹介~
手順は以下の通り。
株元に巻き上げていたマルチを
おもしをとって、
広げて完成!
暑い中でのマルチ敷は想像を絶するほど大変なんですが、頑張りました!
水分ストレスがかかって、さらに下からの反射光も受けてみかんは美味しくなっていきます!
さらに今年は知り合いの紹介もあり水分センサーも設置!
土が乾いてくると地面に挿しているパイプの水が減って
水位が変わると浮きとなっている磁石が反応して、
こちらの機械からスマホにデータが飛んでくるという優れもの。
日に40㎜以上水位が下がっているのがいいストレス状態で、80以上下がるとストレスかかりすぎなので灌水しましょう!
という割とわかりやすい指標でデータが飛んでくるのでありがたいですね!
こちらも参考にしながら水分ストレスをかけていこうと思います♪
夏芽処理
みかんはたくさん実がつく表年とあまりつかない裏年があるのですが、畑の中には裏年の木もあります。
そんな裏年の木からはこんな夏芽が
夏芽はみかんの実に行くはずの養分を奪ってしまうので美味しいみかんを作るためにはマイナスになります
というわけで、夏芽の切除を行いました。
立ってしまっている夏芽の根元から
ハサミでチョッキン
これだけ分の枝を切りました
木もすっきりですね♪
粗摘果
7月に入ったので粗摘果も行いました!
みかんは放っておくと実をつけすぎて、小さな実ばかりになってしまいます。
そうならないように人の手でちぎってあげるのがこの摘果!
美味しいみかんになりづらい裾、懐のみかんをちぎりました!
ちぎったみかんはこんな感じ。
みかんは多めに実をつけておいて9月以降に一気にちぎってあげたほうが着果負担で糖度が上がりやすくなります。なので美味しいみかん作りにこだわるこの畑は粗摘果は控えめに行いました。
水分を制限して、着果負担もかけて、おいしいみかんになるようにこれからは追い込む時期になります。
後半追い込めるように前半を元気に育ててきているので、きっと木は頑張ってくれると思います。
がんばれ!みかん!
これからみかんにはどんどん果汁がたまって、果汁の色も濃くなっていきますので、これからもお楽しみに♪
最後にお知らせ
暑い夏を乗り越えるにはやっぱりビタミンが大事!
夏にぴったりの蔵出しみかんゼリーも新登場です!
お供えなどの夏の贈り物に、ぜひご利用くださいませ♪
最後までお読みいただきありがとうございました