2021/07/05(最終更新日:2022/01/25)

栽培について

みかんの苗木の植え方~植える時期や場所、植え方についてご紹介

みかんの苗木の植え方~植える時期や場所、植え方についてご紹介

みかんの苗木の植え方、皆さんご存じですか??

みかんは数ある果物の中でも、非常に人気の高いフルーツ。毎年日本人の果物消費量の2位、3位にランクインされます。
※1位はバナナ、2位をリンゴと争っています。

そんな日本の冬の風物詩ともいえるみかんはご家庭の庭で育てることも可能♪

家庭菜園ブームの今、野菜を作られる方は多いですが、ぜひ果樹にも挑戦してみてはいかがでしょうか?
今日はみかんの苗木の植え方をご紹介いたします♪

※めちゃめちゃ長くなってしまったので、ブログの大見出しと「!」マークの付いた注意事項だけを読んでも理解できるようにしているので、お忙しい方はそちらをさらさらっとご覧くださいませ♪中盤に動画も準備しているのでそちらでご覧いただくことも可能です。

みかんの苗木を植える時期について

みかんを植える上で最も重要なのが、いつ植えるか。いくら丁寧に植えたとしても、植える時期を間違えると、思うように成長しません。

では、いつ植えるか・・・
щ(゚д゚щ)イマデショ
  ・
  ・
  ・

とはもちろんならなくて、3月下旬~4月中旬が適期となります。

なぜか。
みかんは気温が上がってくる4月頃から
再び気温の下がる10月頃の間に木(芽や根)が成長します。

みかんを育てる際は種から育てるわけではなく、苗木屋さんが何年か育ててくれたものを苗木の状態で購入し、植え付けることになります。
※苗木屋さんも種から育てるのではなく、挿し木をしていますがその話はまた後ほど。

その際に苗木屋さんの土地で育てた苗を
掘り起こして運搬し、購入したおうちに植えかえることになるので

みかんの苗木を植える=みかんを植える場所を移動する

ということになります。

なんとなく分かると思いますが、成長している途中で掘り起こされて、根を切られて違う環境に移されるとびっくりしますよね(;’∀’)

なので少しでも負担のかかりにくい木の成長が止まっていて、次の成長が始まる手前である3月~4月に移植してあげるとスムーズに次の場所で成長に移れるんです。

人間でも7月の期末テスト前にいきなり転校させられたらびっくりしますし、つらいですよね。

せめてちょうど学年が変わる、次のステップが始まる4月なら環境になじみやすい

と、まぁそんな感じに思ってくれたら
いいんじゃないかなぁと思います。

長々と書きましたが、

みかんを植える時期

3月中旬~4月中旬

これは必ず守ってもらえたらと思います。

みかんの苗木は何年生が良い?

みかんの苗木、ホームセンターで1年生、2年生、3年生、、、とか書いているの見たことありませんか?

これがどういうことかというと、「苗木屋さんで何年育てられた苗木か??」という意味になります。

皆さん、何年生がいいと思いますか??

先ほどの人間の例を引っ張るなら、環境が変わるなら1年生の時がいいよね!と言われてしまいそうですが・・・

一般的に育てやすくてメジャーなのは2年生です。

え!?と思われた方すいません。
実はみかんの苗木を1年生から2年生に育てるのってなかなか大変。

樹が小さいので、すぐに草に埋もれるので雑草との戦いになりますし、葉の数も少ないのでちょっと虫がついたりするとたちまち枯れてしまいます。

苗木屋さんは育苗のプロ。
1年目の難しい時期は、プロの育て屋さんに任せるのが一番安心です。

※いや、1年目から愛情込めて育てるんだ!という方はきっちり育てればもちろんちゃんと育ちますので挑戦してみて下さい。

じゃあ3年生まで育ててもらった方が安心やん。

と思う方もいるかもしれません。

ただ3年生にもなると苗木が結構な大きさに成長しているので、今度は移植が大変。

まず単純に重たくて大変なのと、根が割としっかり張っているので、根を切る量も多くなるので木に負担がかかります。

再び人間に例えるなら、その土地に住み慣れてきたころにまた転校は大変。いやだぁ!

って感じですね。

ただ2年生を植えた場合、一般的に収穫まで4年ほどかかりますが3年生の場合はそこを1年短縮できます。あえて3年生を選んでいる産地もあったりするのでこちらも絶対ダメ!というわけではなくてあえてやってみるのもありです。

まぁそんな理由から、ある程度成長していてかつ移植、運搬のしやすい2年生がおすすめの苗木になります。

みかんの苗木は何年生が良い?

みかんの苗木は2年生を選ぼう!

みかんの苗木の植え方(動画)

では、いよいよ本題です!
みかんの苗木を植えてみましょう。
ブログで文字で見てもよくわかんない!

という方もいると思いますので、動画にしてみました!!
動画を見れる方はぜひこちらからご覧下さい♪

いや、通信制限で動画は見れないのよ。とか、ちゃんと文字にしてまとめてよ!という方もいらっしゃると思いますので、以下、ちゃんとブログでも説明していきます♪

※ブログの方が少し詳しく説明しているのでぜひ時間のある方はブログも読んでみてください♪

みかんの苗木植えに必要な道具

苗木植えに必要な道具は以下の通りになります。

  • つるはし
  • スコップ
  • 新しい土(あれば)
  • 支柱
  • ひも

つるはしやスコップは最初の植穴を掘る際に使います。掘った土を穴に戻す際には「かき板」なんかもあると便利です。1本植えるだけなら、スコップだけで十分ですが、複数本植える場合は準備しましょう。

水や土は植付の際に使います。後にも出てきますが、苗木にとって水は超重要。できる限りたっぷり準備して下さい。

また新しい土は根が張りやすいので、可能であれば植穴に入れてあげれば小木が成長しやすくなります。

支柱やひもは苗木を支える役割。植えたては根が土に張っていないので風によって木が傾いたりしてしまう可能性が。それを防ぐために最初は支柱が必要になります。

みかんの苗木を植える位置

続きまして、みかんの苗木を植える位置についてです。
みかんは一度植えると基本的に一生をそこで過ごすことになります。

野菜のように1年で植え替えではないので、地植えの場合は30年~50年同じところで過ごすことになります。

と、なると当然将来のことを考えて移植してあげることが重要になりますね。きちんとみかんの気持ちになって、一生を過ごしてもいいなと思う位置に植えてあげましょう。

人間でいうなら、マイホームを建てるような心持ちですね。

人間にとってもそうですが、植物にとっても日当たりがいいということは非常に重要です。必ず日当たりの良い場所を選んであげてください。

また成長後を踏まえた設計も重要。みかんは品種にもよりますが、温州みかんの場合はおおよそ直径4m高さ3mぐらいまで大きくなります。
ということは、半径2mは空いているところに植えないと、、、将来窮屈になってしまいます。作業性も考えるとさらに+1mぐらいの余裕も必要なので、半径2、5mぐらいは確保しておきましょう。

みかんの品種ってどんなのがあるの?と思った方は以下記事を読んでみてください。
みかんの分類や品種~極早生、早生、中生、晩生って何??

※よくわからない場合は早生みかんの宮川早生、興津早生、田口早生あたりを植えておくのが無難です。

みかんの苗木を植える位置

・日当たりの良い場所
・成木になってものびのび成長できる場所(半径2、5m程度のスペースを確保)

みかんの苗木植えの2つのポイント

植える時期も分かったし、苗木も準備したし、道具もそろった。さぁ植えよう!

・・・とその前に、みかんの苗木植えで重要なポイントを押さえておきましょう。

皆さん、苗木植えで重要なこと、なんだと思いますか??
1つ目は枯らさないために重要なこと。

植物が成長するために必要なのは、水、二酸化炭素、光です。(昔生物で習った光合成のあれです)

二酸化炭素は地球のどこに植えても大体同じ割合であるので問題なし。光も日なたに植えれば十分確保できます。

では水はどうか。これだけはある程度人の手であげないと不足してしまいます。植物にとって、みかんの苗木にとって、乾燥は致命的。特に水を吸い上げるのに重要な根が乾いてしまうと、たちまち枯れてしまいます。

なので何があっても、根を乾燥させないようにしましょう!
これが重要なこと1つ目です

2つ目はしっかりとした木に育てるために重要なこと。

みかんの木を支えているものって何だと思いますか・・・?

そう、土の中にある、根です。

小さい木は当然根も小さく、風の影響を非常に受けやすい。

では、根が少ない中で、効率よく植物を支えるには

A,根を縦に深く生やす
B,横に広く生やす

どちらがいいと思いますか??
 ・
 ・
 ・
これはちょっと難問かもしれないですが、答えは「B、横に広く生やす。」
風は横から吹いてくるので、それに耐えるためには根を横に広く生やしておく必要があります。

なので根を横に張らせる意識をもって植えることが重要です!

※ちなみにおいしいみかんを作るためにも根を横に張らせることが非常に重要。甘いみかんを育てるには実をならせるときに、ある程度水を制限して、乾燥ストレスを与える必要が出てきます。(水をたっぷり吸うとみかんが水っぽくなってしまうからです。)その時に横に根が張っている場合はストレスをかけやすいですが、縦に太い根が伸びていると、地中深くから水を吸ってしまうため、ストレスをかけづらくなります。将来おいしいみかんを作るという意味でも、根を横に張らせることは重要になります。

と、いうわけでみかんの苗木植えのポイントは以下のようになります。

みかんの苗木植えのポイント

1,根を乾燥させない
2,根を横に張らせる

植え穴の掘り方

さて、では植穴を掘っていきましょう。

植穴を掘るとき、さっそく先ほどの苗木植えのポイントが重要になります。みかんの苗木は根を横に張らせることが重要でしたね。穴を掘った部分は土がほぐれるため、根が張りやすくなります。なので根が伸びてほしい方向をイメージして穴を掘る必要があります。

というわけで根を横に張らせるために、植穴は浅く広く掘りましょう。深さは苗木の根っこがちょうど埋まる程度(15㎝~20㎝ほど)。横幅はいくら広くてもいいですが、あまり掘りすぎると大変なので50㎝ぐらいでいいと思います。

また、掘った土は植えるときに穴に戻すので1か所に固めておくと後々ラクチンです。

植穴の掘り方

・植穴は浅く広く(深さ15~20㎝、幅50cm程)
・掘った土は1か所固めておく(後からかき戻しやすいように)

苗木の根の扱い方

続いて苗木の根の扱い方です。
みかんの苗木はものによりますが、大体は鉢植えに植わっていたり、根の部分に土がついた状態でビニールで巻かれていたりと、土がついていることが多いです。この土をどうするか?

この土をつけたまま植えるか、土を洗ってから植えるか。正直ここはどっちのやり方をする人もいます。ただより良いみかんを作るためには土を洗ってから植えることをお勧めします。

なぜか。苗木屋さんでの育苗は生産性を上げるために1本1本をとても狭い間隔で植えて育てています。なのでどうしても根が下に向いていきがち。また掘り起こすときに一度ビニールでまとめるので、地表付近の大事な細根がからまってしまっていることもあります。

なので、土を洗って絡まった細根をほぐして、横向きに伸びるように丁寧に植えてあげるほうが、苗木をいい状態で植え付けられます。植える直前に土を取り、水洗いしてあげてから植えましょう。

※この際絶対に根っこを乾燥させないように注意してください。土がついている状態は根っこが守られていますが、土を取るとすぐに乾燥してしまいます。すぐに植え付けられる状態にしてから根っこを洗いましょう。

苗木の根の扱い方

苗木の根についた土は洗い流してから植えよう!
※根の乾燥には注意

みかんの苗木を植える向き

続いて苗木を植える向きについてです。
みかんは植えると場所を動かせないので、当然ながら向きも変えることができません。気にしなくても育たたないわけではないですが、向きにも気を配ることでより生育が良くなる可能性が高くなりますので意識していきましょう。

でも、向きって言われても・・・という声が聞こえてきそうですね(笑)

ではまず問題です!
みかんの木は北側と南側どちらに向かって育っていくでしょうか??
 ・
 ・
 ・
これはなんとなくわかりますよね。正解は南向き。
植物の成長には光(太陽光)が不可欠。太陽は南から当たりますのでたくさん太陽の当たる南側の方が成長が大きくなり、若干ではありますが、南に向かって伸びていきます。

2年生のみかんの苗木は3本主枝に仕立てるのですが・・・(主枝の説明はまたいずれ。)そのうちの1本を南側に向けてあげましょう。そうすることで残り2本の主枝の場所が決まるので、自然と北側に入り口ができます。
※ただみかんの木は決まった成長をするわけではなく、結構自由に育つので、完全に思った通りにいくわけではありません。なので、向きに関してはある程度意識を持っておくとよいですよ~というぐらいの認識を持っておいてもらえたらと思います。

みかんの苗木を植える向き

3本主枝のうちの1本を南向きにしてあげよう。

みかんの苗木を植える高さ

続いてみかんの苗木を植える高さを決めていきます。
みかんの苗木は台木部分にみかんが接ぎ木されてできています。そして木を植える際は台木部分までを土で埋めることになります。理由は後述しますが、接ぎ木部分より上は埋めません。なので埋める部分である台木部分の高さをどれぐらいにするかを決めることが重要になります。

皆さんこの高さは

1,地表面よりも低くする。
2,地表面と同じにする。
3,地表面よりも高くする。

どれがいいと思いますか??

 ・
 ・
 ・

正解は3の地表面よりも高くする。

地表面よりも低い場合は雨が降った時に水が集まってきます。

あれ?みかんの木にとって水って重要だから集まってきた方がいいんじゃないの??と思う方もいるかもしれませんが、、、

小木のうちはそれでもいいんですが、いざみかんを成らせるときには上でも述べた通り、ある程度水分を制限してあげる必要が出てきます。地表面より低いと水の制限が困難になります。また小木のうちでも排水が良くないと根腐れが起きる場合もあるので地表面より低くなってしまうのは絶対にダメです。

地表面と同じ高さでもやはり水の制限が難しくなるので、ある程度地表面よりも高く植えてあげて水の制限をかけやすい環境にしてあげましょう。ただあまりに高すぎても作業性が悪くなるので、目安としては10~20㎝ほど高くしてあげるといいと思います。※苗木は植えた後、穴を掘った部分の土が締まっていく段階で若干沈むことがありますが、数㎝程度なので、目安ぐらいの高植をすれば問題ありません。

掘った穴に苗木を仮置きして、深い場合は少し埋めてあげたり、浅い場合は少し掘ったりして調整しましょう。

みかんの苗木を植える高さ

台木部分が地表面よりも10~20cm程度高くなるように植える。

みかんの苗木を植える手順

みかんの植穴を掘って、向きと高さを決めましたので、いよいよ植えます!本題ここのはずなのにめっちゃ長くなってしまいましたね(;’∀’)。

植える手順は以下の通りです。

  1. みかんの苗木を植穴に据え、半分まで土を入れる
  2. 地表付近の細根を横に広げる。
  3. 再度植穴に土を入れる。
  4. しっかり踏み固める。
  5. 接ぎ木部分を出す。
  6. 土手を作る
  7. たっぷり水やりする
  8. 支柱で支える

1つずつ細かく説明していきます!

1,みかんの苗木を植穴に据え、半分まで土を入れる

みかんの苗木の向き、高さを合わせて、まずは植穴の半分ぐらいまで土を入れてあげましょう。苗木が自立する程度まで固めながら、植穴の半分ぐらいまで埋められればオッケーです。

このとき、枯れ枝や草などを植穴に入れないように注意しましょう!有機物を埋めると根の近くで発酵して根腐れを起こす場合があります。

また植付の際は肥料はなくても大丈夫ですが、半分まで土を入れた際にウッドエースという肥料を8個程度入れてもOKです!

土を入れる際の注意点

枯れ枝や草を植穴に入れないようにしよう!

2,地表付近の細根を横に広げる。

ここでみかんの苗木植えの2つ目のポイント、「根を横に張らせる」ためにひと手間加えます。植える際、下の方の根っこは枯れてしまうので気にしなくてもいいですが、上の方にある根っこは、これからの成長に非常に重要な根っこになります。地表付近の根っこは八方に丁寧に広げてあげましょう。

少し手間はかかりますが、今後の成長に差が出ますので、ぜひやってみてください。

3,再度植穴に土を入れる。

根を丁寧に広げたら、さらに土を入れてしっかり根を埋めてあげましょう。新しい土の方が根がはりやすいので、新しい土がある場合はこの時に新しい土も投入します。土は踏み固める際にかなり沈むので、少し盛ってあげるぐらいでOKです。

4,しっかり踏み固める。

この作業が苗木植えの中で一番重要な作業といっても過言ではありません。植え付けた際、根がしっかり土にくっついた状態にならないと根が乾燥してきたり、木が傾いてきたりします。しっかり踏んで、へこんだらまた土を加えて、しっかりと踏みしめましょう。その際、幹のすぐ近くを踏むと、根が切れてしまうので、幹の直下は踏まず、周りを踏み固めましょう。

踏み固める際の注意点

幹の直下は踏まずに周りを踏み固めよう。

5,接ぎ木部分を出す。

しっかりと土を入れ、踏み固めたら、接ぎ木部分を地表に出してあげましょう。みかんの苗木のほとんどはカラタチを台木としてそこにみかんを接ぎ木して育成されています。

なぜわざわざそんなことを??と思いますよね。詳しくはまた別途ブログで説明させていただきますが、簡単に言うと、カラタチの台木を挟むことで、台木がないよりも病気に強いかつ品質の良いみかんを育てることができるからです。

せっかくそんないい台木を使っているのに、台木の上まで植えてしまうと…植物って不思議で、幹の部分でも土に埋めると根っこが出てきます。

みかんの部分から根が出てきてしまうと、みかんの根の特性が出てしまうため、せっかくカラタチに接ぎ木した意味がなくなってしまうんです。
ほかにも接ぎ木部分を埋めると窒息したような形になり、枯れてしまうことも。

なのでしっかりと踏みしめて植えた後は、接ぎ木部分を地表に出してあげましょう。

6,土手を作る。

しっかりと踏み固めたら、木の周りに土手を作ってあげましょう。苗木は乾燥にとても弱いので、少しでも多く水を吸わせてあげることが重要。雨が降った時に少しでも水が残るように土手を作ってあげると水を有効利用できます。
※先ほども説明した通り、水がたまるように苗木自体が地表面よりも下がってしまうのはNG。地表面よりも高く植えたうえで、周りに土手を作るようにしてあげて下さい。

7,たっぷり水やりをする。

土手を作り終えたら、とにかくたっぷり水やりをしましょう。数回に分けてこれ以上染み込まない、、、となるところまで水やりしてあげて下さい。少なくとも10Lはあげるぐらい。目いっぱい水を与えましょう。何度も言いますが、苗木にとって水はとっても重要です。

8,支柱で支える。

植えたての苗木はどうしても根の力が弱いため、風に吹かれるとすぐに傾いてしまったり、揺られて土と根が離れてしまったりします。そうなると根が乾燥して枯れてきてしまいます。

風が吹いても苗木がふらつかないように、支柱でしっかり支えてあげましょう。1年もすれば自立できるようになるので、最初はひもでとにかくしっかり縛るようにしてあげましょう。

※1年ほどしたら紐をとってあげないと幹に食い込んできます。そうなるともちろん成長の妨げになるので、1年後必ず忘れないようにしてあげて下さい♪

\\             //
お疲れさまでした!これで完成です♪
//             \\


書きたいこと全部書いたらめちゃめちゃ長くなってしまいました(;’∀’)
最後まで読んでくれた方がどれぐらいいるか分かりませんが、ここまで読んでくれた方はきっと次の春にみかんの苗木植えに挑戦してくれるはずですね!

果樹の魅力は一度植えたら何年も、何十年も成長を楽しめるところ。収穫まで4年ほどかかりますが、その分収穫の時の喜びは何倍にも何十倍にもなります。

植えた後の管理方法も随時更新していきますので、ぜひ一緒にみかんを育てていきましょう♪

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この記事を書いた人藤原良太

蔵出しみかんの藤原農園HPを運営しています。
今年から本格的に実家の農家を継いでみかん農業をスタート。
みかんを食べるだけでなく、どんなところで、どのように育ったか知ってもらい、よりみかんの魅力を感じて頂くことをモットーに頑張っていきます♪

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