明けましておめでとうございます。
蔵出しみかんの藤原農園、藤原です。
今年も無事に年末にみかんとりを終え、新年を迎えることが出来ました!
収穫されたみかんは蔵で熟成中。
みかんの収穫を終え、一段落ではありますが、収穫を終えてからもみかんの木の管理は続きます!
というわけで、今月も頑張ったみかんの樹勢を回復させる作業などの栽培風景や、収穫したみかんの蔵入れ作業の様子をお届けしていこうと思います!
そしてせっかくなので、「みかんの一生6歳蔵出し編」も数量限定で販売したいと思います!
栽培日記をお楽しみの上、ぜひそのみかんをお食べ頂けると嬉しいです。
ではでは、栽培日記スタートです(*’▽’)
みかんの生育
前回のみかんの木から1か月が経過し、
みかんはすべてなくなり、マルチも巻き上げ、すっきりとした状態になりました
少し近寄ってみると・・・
一仕事終えて少し疲れているような感じもしますね。
みかんの木、お疲れ様です。
来年もおいしいみかんをつけてもらうためには、頑張ったみかんの木にしっかりと養分を与える必要があります。
頑張ったみかんの木にご褒美という感じです!
今月はそんな様子をご紹介します。
みかんの栽培
というわけで、早速来期の美味しいみかん作りに向けての準備が始まります!
マルチの巻き上げ
収穫直後はこの状態。
美味しいみかん作りのために敷いてきたマルチシートですが、その分みかんの木には負担がかかります。
みかんの収穫直前、もしくは収穫直後にめくってあげてすぐに水を吸える状態にしてあげることが重要!
今回は収穫直後にマルチめくりを行いました。
マルチを巻き上げて、重石を乗せ、巻き上げ完了です。
無事にみかんが雨を吸える状態になりました!
液肥の散布
収穫が終わったら早速葉から養分を与えます。
秋肥として11月に地面から液肥もあげましたが、さらに樹勢を回復させられるように、気温の高い日(最高気温が10度以上の日)に尿素を500倍、展着剤5000倍で散布しました。
いつものようにタンクに水を汲んできて
尿素を合わせ、散布!
この作業を10日に1回、3~4回程度行うことで、葉の窒素成分が高まり、翌年もしっかりと光合成する準備ができます!
今からもう来年が楽しみですね♪
みかんの予措(よそ)
皆さん「予措(よそ)」ってご存じですか?
予措とは果実を貯蔵する際に、果実を長期保存するためにあらかじめ行なう措置。みかんの場合は、果皮をある程度乾燥させることで、貯蔵直後の浮皮を防ぎ、長期貯蔵が可能になります。
具体的には重量が3~4%軽くなるぐらい乾燥させてあげます。
みかんの貯蔵は湿度85%ぐらいが適していますが、湿度60~70%の所で1~2週間程度置いてあげるのが目安となります。
本来はもう少し浅い箱で置いてあげるといいのですが、作業効率面から、うちはとりあえずコンテナ置きで予措します。
冬場の乾燥した空気を程よく入れてあげるといい感じに予措出来ます。
みかんの蔵入れ
さてさて、予措が終わったらいよいよ蔵入れですね!
先ほどのコンテナのみかんを木箱に入れ、
貯蔵箱を積み上げていきいます
で、こんな感じで貯蔵庫をいっぱいにすると、おおよそ湿度85%にしっかり保たれます。
蔵入れの様子は先日のNHKの放送が分かりやすいと思うので、ぜひご覧ください♪
また、温度、湿度を調整する蔵の仕組みについて興味のある方はぜひ以下のブログをご覧くださいませ。
いっぱいになった貯蔵庫の温度湿度は非常にいい感じになりました♪
そんな感じで、みかんの蔵入れ完了しました!
「みかんの一生蔵出し編」、販売します♪
毎年みかんの成長の様子や栽培風景を楽しんでいただき、その年々のみかんの味わいの違いを楽しんでいただきたい。「みかんの一生」を楽しんでもらいたい。
そんな想いで作ったみかん、「みかんの一生」。
前回はとれたてでお送りいたしましたが、せっかくなので蔵出し編も販売したいと思います。
数量限定となりますのでほしい方はお早めに!
植えてから今まで、想いを込めて育ててきたみかん、楽しんでもらえると嬉しいです。
成長の物語とともに、その年々のみかんの味わいをお楽しみくださいませ♪
最後までお読み頂き、ありがとうございました。