こんにちは
蔵出しみかんの藤原農園、藤原です。
春を迎え、今年のみかんの花も無事に開花しました。
本年ももちろん、蔵出しみかん日記を続けていきます!さらに藤原農園ニュースのコーナーもスタート。
が、その前に、今回は開花時期ですので、今年のみかんの開花状況(2024)を紹介していきたいと思います!
みかんの花がいかに重要かについては以下のブログをご覧くださいませ♪
みかんの花の量や開花時期、満開時期が重要な理由~安定生産に欠かせない花について解説~
今年のみかんの開花状況2024
みかんの花の量
今年のみかんの花の量は全国的には少なめの裏年。
ただ和歌山県に関しては多めの表年。
藤原農園についても表年ですのでみかんの花はたくさん咲いています。
特に蔵出しみかんの主力品種である晩生品種が本年表年(豊作年)となりますのでお楽しみに♪
みかんの花の時期
みかんの花の満開時期は平年並みの5/10頃となりました。(当園のある和歌山県海南市下津町)
3月は平年より気温が高く、蕾が来るのが早く、開花も早くなることが予想されましたが、4月は冷え込んだため蕾がゆっくりと成長。結果的に平年並みの開花となっています。
蕾が出来てから開花まで、じっくりと時間が取れましたので、花が充実。美味しいみかんを作るためのいいスタートが切れたと思います!
開花から半年たち、いよいよみかんの成熟期!
今年のみかんの出来については以下ブログよりご確認くださいませ
みかんの生育
では、今回もみかんの生育や栽培状況を追っていきましょう!
植付8年目を迎え、みかんの木も年々大きくなってきています♪
こちらはまず5月頭の写真。花も芽もあっていい状態です!
近づいてみると・・・
みかんのきれいな花が咲いています♪
そしてこちらが春芽ですね♪
ブログでも触れた通り、みかんは今年出た芽に来年花をつけるので、花だけでなく新芽もついているのはとても大切なこと。
花も春芽もあって、この畑は今年もすごくいい状態になっています。
今年で8年目になる木ですが、やっぱり若木はいいですね!
今年も5月の間にみかんはどんどんと変化しています!
まず上旬に花が咲いて
花びらの中から小さなみかんの赤ちゃんが
そして柱頭が落ちて少しずつ成長中
おいしいみかんになるのが楽しみですね♪
今の畑の様子はこんな感じです!
みかんの栽培
さて、続いて先月の作業も紹介!
昨年同様に、夏肥、農薬散布、剪定、草管理を行いました
夏肥
4月の春肥に続いて5月末に夏肥をまきました。
みかんの夏肥はやらない方も多いですが、当園では木を元気に保ちつつ毎年美味しいみかんを作れるように夏肥も散布。
こちらは知り合いの農家さんに教えてもらった、カリ以外はすべて有機の肥料。
肉骨粉や魚かすなどををたっぷり含んでいて、サラサラでいいにおいがします。
株元にしっかりと撒きました。
病害虫防除
続いて病害虫防除。
先月は花の消毒と、黒点病対策の消毒を行いました。
剪定
本当は3月~4月に行いたい剪定ですが、今年は植付等もありなかなかそうもいかなかったので、この時期に剪定
元気な芽が木にかぶさってきているのを取り除いて・・・
少しすっきりさせました。
今年の春芽も大きく育ちええ感じになっています♪
草管理
みかん栽培は草との戦いといっても過言ではないほど、畑からはものすごい勢いで草が生えてきます。
というわけで除草剤をまきました
草まみれの畑が、
やや角度は違いますが、すっきりですね!
来月からも管理頑張っていきます♪
藤原農園ニュース
今年からの新コーナー「藤原農園ニュース」
毎月の藤原農園のニュースを紹介したいと思います!
石積み教室に行ってきました
みかん畑はとにかく傾斜地が多い!その傾斜地を支えているのが石積の技術。もちろん家の畑も石垣がたくさんあるんですが、いざ崩れると直せない…
今後どうしていこうかと思っていたところで、石積み教室があると知り、ありがたく参加させてもらいました。
石積みは技術を持ったおっちゃんの手元をして、「その石ちゃうわ。」と怒られながらやるイメージだったのですが、先生は優しく、ちびちゃんも一緒に楽しく石積みができました!
今、「有田・下津地域の石積み階段園みかんシステム」が世界農業遺産に申請中で、今後この石垣の技術、石垣の機能に注目が集まる日も近いんじゃないかなと思っています。
伝統的な技術を、畑を、守っていけるように今後も参加して、自分の家の崩れた石垣と向き合って、石積みの技術を身につけていきたいと思います。
最後にお知らせ
蔵出しみかんジュース販売中!
暑くなってきた時期にぴったりの味わいをぜひお召し上がりくださいませ♪
最後までお読みいただきありがとうございました。