こんにちは。
蔵出しみかんの藤原農園、藤原です。
6月になり、いよいよ夏が近づいてきました!昼間は非常に暑くなってきたので、今月からサマータイムを導入し、毎日ちょこっとお昼寝をしています
そんな中みかんは暑さに負けず少しずつ成長してきています♪
というわけで今月もみかんの栽培風景やみかんの木の様子をお届けしていこうと思います。
旬の時期には追ってきたみかんの販売もありますのでお楽しみに♪
ではでは、栽培日記スタートです(*’▽’)
みかんの生育
前回のみかんの木は白い花と黄緑色の新芽がついていましたが・・・
今回は濃い緑色になっています!
1か月が経過して、みかんの花は実となり、新芽は成長してしっかりと濃い緑色になりました。
近づいてみると・・・
こんな感じ。
みかんの実がしっかりとついていますね♪
花の状態からこの状態になるまでを振り返ると・・・
こちらが前回の様子。みかんの花が咲いて・・・
花びらが散ってその中から小さなみかんが出てきました!
このころはまだみかんの花の時にあった柱頭がみかんについていますね。なんだかかわいらしい。
また、茶色いのは花びら。まだ完全には散っておらず、少しみかんに残った状態になっています。
しばらくすると周りのみかんたちが黄色に(;’∀’)
地面を見ると小さいみかん君たちが落ちています。
これは一次生理落果という現象。特徴としては、みかんのがくの部分が一緒に落果していきます。
みかんは必要以上に実をつけるので、養分競合が起き、5月下旬には生理落果が始まります。
まさに生存競争という感じ。みかんの世界は厳しい社会です( ゚Д゚)
そして厳しい競争を勝ち抜いたのがこの子たちですね♪
最初に紹介したみかんと同じ写真ですが、ストーリーを知るとなんだかたくましく見えてきます。
ちなみに今のみかんの大きさは1.3cm 最終的には6cmぐらいになるので成長はまだまだ始まったばかりです♪
また、生理落果はこれで終わりでなくこれから二次生理落果も始まります。
みかんの成長、競争は続きますので、これからもお楽しみに。
頑張れみかん!
みかんの栽培
さて、続いて先月のおいしいみかん作りのための作業も紹介したいと思います!
昨月は主に病害虫防除、そして灌水を行いました♪
病害虫防除
暖かくなってくると虫さんや細菌たちが動き始めます。
5月はそんなみかんを傷つける病害虫の防除を3回行いました。
こんな感じでトラックに水を2000L近く積んできて、そこにホースをつなぎ、
木へ発射!
霧状でいい感じに防除できています。
ちょっと細かい話になりますが
・開花時期に花の薬
・その1週間後にかいよう病への薬
・その10日後に黒点病への薬
を散布しました。
全て説明すると長くなってしまうので、花の薬だけ説明すると、
上の みかんの生育 でも紹介した通り、みかんの花びらは自然と落ちますが、しばらくはみかんにひっついています。
そのときにじめじめした気候が続くと花びらがカビてきて、みかんの実を傷つけてしまいます。
自分の花でかびをつけてしまうなんて・・・儚いですね。
みかんが元気に育っていくように、お世話してあげることがすごく重要になります。
ちなみにこの病気は5年に1度ほどしか発生しないのですが、昨年はこの灰色カビ病が猛威を振るったので、今年は周りの農家さんも徹底防除していました。
かいよう病や黒点病もみかんの代表的な病気。
気になる方は みかんの病害虫 の記事をご覧ください。
※YOUTUBEで病害を紹介しています。
かん水(水やり)
さらにかん水(水やり)も行いました
上の写真は灌水チューブから滴る水の様子。
昨月の 蔵出しみかん日記 で潅水チューブを設置した風景を紹介しましたが、早速その灌水チューブを使って灌水を行いました。
エンジンを入れるだけで園地内全てを灌水してくれるので楽ちんです♪
おいしいみかんを作るためには7月以降は節水が必要ですが、今の時期は水があればあるほどいい状態になっていきます。
設備が整っているのでしっかりと灌水ができるのでみかんの木は非常にいい状態です♪
昨月もいい感じに余裕をもって栽培管理をすることができました。
こんな感じで、毎月みかんの木の様子と作業の様子をお伝えしながら、冬にこの畑のみかんを販売したいなぁと思っておりますのでお楽しみに♪
最後にお知らせ
蔵出しみかんの藤原農園では収穫、貯蔵したカンキツを引き続き販売中!
今のおすすめははっさくです♪
暖かい中食べるカンキツは最高です!
ぜひお召し上がりくださいませ♪
最後までお読みいただきありがとうございました。